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ブログ・鈴木 邦成
在庫とキャッシュフロー
2009年5月19日
新型インフルエンザの流行が気になります。
必要のないときに人混みに行かないのが最大の予防策のようにも思えますが、同時に体調を整えておくことも大切に思えます。
うがい、手洗いなどを励行し、過労やストレスなどで身体にムリな負担をかけないように心掛けることが重要になってくるわけです。
在庫とキャッシュフローの関係
在庫の適正化を実現するためには、在庫回転率の向上を推進する必要があります。
在庫回転率とは一定期間における在庫の回転回数のことです。
一定期間の所要量を平均在庫量で割ることで求められます。
そして在庫回転率を向上させるには、定期的に品目を整理する必要があります。
というのは次々と新商品が発売されれば在庫全体が増えて管理が難しくなるからです。
在庫回転数は物量で計算されることもあれば金額で計算されることもあります。
ロジスティクスの視点から考えれば、「1か月分の在庫は数量的にはこれくらい」といった感じで数量でとらえるほうが扱いやすくなるでしょう。
ただし在庫キャシュフローの視点からは金額で考えるほうがわかりやすいと思います。
一例をあげれば、1か月に1千万円の売上げがあり、在庫金額の平均も1千万円あれば、在庫回転率は1.0ということになります。
これは在庫が1か月に1回転したことを意味します。
もちろん、回転率の数値が高いほうがキャッシュフローも増大します。
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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