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ブログ・鈴木 邦成
コンテナ輸送の起源
2009年7月8日
蒸し暑い日が続いています。
本格的な夏の到来まであと一歩のところまで来ています。
すでに夏休みの予定をお立てになられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
コンテナ輸送の始まり
最初のコンテナ鉄道輸送は、1926年に米国のニューヨーク・セントラル鉄道がニューヨーク・シカゴ間で行ったものといわれています。
当初は、3トンコンテナを最大9個、積載するというサービスだったようです。
1926年には英国のロンドン・ミッドランド・スコティッシュ鉄道もコンテナ輸送を導入、我が国でも1931年(昭和6年)に導入されました。
戦後になって、米国のトラック運送事業者、マルコルム・マクレーンが陸運のコンテナ輸送を海上に延長させました。
コンテナ船を大西洋に就航させたのです。
それが1966年の「コンテナ革命」となったわけです。
さらにコンテナはインターモーダル(米国における複合一貫輸送:我が国のモーダルシフトのこと)とのリンクを強めていきます。
また、海上コンテナ荷役では、手荷役による積替え作業から、ガントリー・クレーンが使われるようになりました。
そしてその結果、物流は飛躍的に効率的になったのでした。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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