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ブログ・鈴木 邦成
海外での物流技術指導
2009年10月5日
異なる日中の物流漢字
同じ漢字圏の国ということもあり、日本で使われている漢字が中国でもそのまま通用すると勘違いしがちですが実際は相当に異なるようです。
例えば、「倉庫」という漢字は中国でも書体は異なりますが同様の意味で使われ、「ツァンクー」と発音されますし、物流もそう書けば中国でも通用します。
しかし「荷役」という漢字表現は中国にはないようで、筆談でそのように書いても意味は通じません。
このように日中の物流関係の漢字を比較してみるのはなかなか面白いことのように思えます。
「5Sよりも2S」
中国などでの物流技術指導となると漢字が大活躍することも多いでしょう。
ただし、海外で日本と同様の技術を正確に教え込むというのは容易ではないケースが少なからずあるようです。
日本式の緻密さなどが海外ではなかなか認識されないというのです。
例えば、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を海外で指導しようとするとなかなかその徹底が図れません。
そこで対策としてとりあえず最も重要な整理・整頓、すなわち「2S」のみを重点的に教えるといったことも行われているようです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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