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ブログ・鈴木 邦成
ロジスティクスにおける柔軟性
2009年10月8日
スーパー台風の襲来
台風18号の影響で都心の交通機関がマヒしてしまいました。
今後、こうしたスーパー台風は増えていく傾向にあるとのことですので、大型化した台風などに対する組織的な対策を立てることは、物流部門の視点からも必要になってくるでしょう。
ロジスティクスにおける柔軟性
D.J.バワーソックスなどが著した『サプライチェーン・ロジスティクス』(朝倉書店)では、ロジスティクスの柔軟性は「緊急時に柔軟な構造」と「平常時に柔軟な構造」に分けて考えることができるとされています。
平常時の柔軟な構造については、またの機会に詳述したいと思います。
ここでは緊急時に柔軟な構造について考えてみましょう。
緊急事態への対応としては、配送拠点に在庫がなかったり、オーダーに対してパーフェクトな対応ができなかったりしたときにいかに適切に対処するかということです。
たとえば、物流センターに在庫がなく、顧客の注文に迅速に、あるいは指定配達日などに対応できない場合、店間移動や当該センター以外の倉庫などから出荷を行う必要が出てきます。
ただしそうした際の対応は平常時の対応とは異なるものです。
あくまで「緊急時の対応」ということを意識したうえで柔軟に対処しなければならないというわけです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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