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ブログ・鈴木 邦成
物流センターの照度
2009年12月2日
LEDの活用
原宿・表参道のイルミネーションがLEDの採用によって復活したので、見に行ってきました。
物流施設についても高輝度蛍光灯などを採用し、作業効率の向上を図る流れが強まっているようです。
物流センターの照度を適度に上げることで働きやすい環境を創出するというわけです。
海外では天井に広く採光窓を設け、それによって照度を確保している物流施設も増えています。
作業の際の照度が低ければ、作業者は疲れやすくなり、注意力も散漫になり、ミスも増えることになります。
適切な照度で作業性の向上を図ることは理にかなっているといえましょう。
適切な照度と理想的な作業姿勢
また、セル生産などの多工程待ちのシステムの導入の際、「作業姿勢をいかに疲労度が高まらないようにするか」という視点からも見ていく必要があります。
作業姿勢には座ってする作業(座位)、立ってする作業(立位)のほかに中腰やうずくまりなどもあります。
無理な姿勢で長く作業をしていれば疲労感が増し、作業効率も悪くなります。
倉内、場内、構内などの照度が不十分ならば、作業姿勢も悪くなるリスクが高まります。
照度を意識することが現場のミスや事故を減らすことにもつながるというわけです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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