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ブログ・鈴木 邦成
ロジスティクスと標準化
2010年3月7日
日々、改善を考える
物流センターに見学に行くと、それぞれのセンターの運営者、管理者などの工夫が肌で感じられることがあります。
「日々、改善」を心がけ、「いかに効率化を図るか」ということを常に全員で考えるようにすることで、理想のセンターに少しずつ近付いていくということになるのでしょう。
ただし、そういうのは簡単ですが、実際にそれを行い、さらに継続していくことは、決してやさしいことではないでしょう。
標準と標準化
改善をスムーズに行ううえで標準化をいかに行っていくかということはきわめて重要といえるでしょう。
標準と標準化は実務の現場などでは同義語のように考えられることもあるようですが、厳密にいうとその意味は同じではありません。
標準とは「与えられた状況において最適な秩序を達成するための諸活動や成果に関する規則、指針に関する取り決め」のことです。
それに対して、「意識的に標準を作って、活用する行動」が標準化です。
標準・標準化はさまざまな分野で行われています。
そして物流活動においても標準・標準化を推進することは、高度なロジスティクスを実践してくうえでの不可欠なインフラとなります。
標準化が行われなければ、輸配送や保管などの効率が上がらないというケースも少なくないわけです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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