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  • ブログ・鈴木 邦成

    新興国の物流インフラ

    2010年4月1日

     
     
     

    心機一転
    今日から学校、企業など、新年度となり、人事異動などで職場が変わったという方も多いのではないでしょうか。
    新しい経営企画、経営戦略などに4月から取り組むという企業も多いことでしょう。
    首都圏などでは桜もタイミングよく満開となり、気分一新のきっかけともなりそうです。
    インドの物流環境
    BRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)の中でもアジアでの「一押し」はインドとなりそうですが、その物流インフラはまだ雑然としているようです。
    インドでは現在、大規模な工業団地に外資系企業の誘致が積極的に行われています。
    あわせて空港、港湾などの物流インフラの整備にも力が入れられています。
    インドには、デリー、ムンバイ、バンガロール、チェンナイに国際空港があります。
    この4空港で全印の8割以上の航空貨物を扱っていますが、同時に治安、政情などの不安定な隣国、パキスタン、アフガニスタンなどとの関係もあり、空港のセキュリティ管理を今後さらに徹底する必要もあります。
    主要港湾としては、ムンバイ、チェンナイがあげられますが、増加する貨物取扱量への対応に港湾施設のさらなる充実が望まれています。
    なお、デリーでは、内陸コンテナ・ターミナルで港湾から鉄道、トラック輸送されてくるコンテナ貨物に対応していますが、これもキャパシティ不足の状態に陥っています。
    インドのさらなる経済発展にあたって、物流インフラのより一層の充実、ロジスティクス戦略への国家的な対応などが求められつつあるわけです。

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    鈴木 邦成

    物流エコノミスト・日本大学教授
    国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
    欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
    国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

     
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