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  • ブログ・鈴木 邦成

    物流センター作業の基本プロセス

    2018年6月10日

     
     
     

    効果的な物流現場改善を行うには物流センターなどで展開される日々の現場作業の流れを把握ししたうえで、現状を分析して、改善の方策を示す必要があります。その点を踏まえて物流センターの日次レベルの作業プロセスをまとめました。

     

    トラックで物流センターに到着した商品は、荷卸しのあとに検品されます。検品が済むと所定の棚などのスペースに格納されます。同時にコンピュータで入庫登録を行い、保管数を計上することになります。格納前に商品になんらかの加工を行う「流通加工」が施されることもあります。

     

    出荷指示が出ると、在庫の引き当てが行われます。そして「ピッキングリスト」が発行されます。商品がどの保管エリアから出荷されるかがわかるようになっています。リストに基づいてピッキングが行われます。ピッキングとは注文や要求に応じて商品を在庫棚などから選び出すことをいいます。

     

    ピッキングが終わると商品は梱包され、方面別の仕分けが行われます。その際に納品書の発行と商品の検品も行われます。商品は仮置きを経て、トラックに積み込まれます。なお、検品・梱包の段階で流通加工が行われることもあります。

    物流の最適化を行うには、こうした庫荷役作業の流れをふまえながら、商品の需要予測、物流施設の立地計画、輸配送計画、物流サービスなどについて綿密な検討を行う必要があります。

     

    対象となる商品の種類や量、サイズ、アイテム数、目標の年次取扱数や価格を正確に理解しなければなりません。

     

    また、商品の取扱量についていえば年次、月次、日次、さらには時間毎にどのように変化しているのか、その特性をつかんでおく必要もあります。もちろんそれらの商品がどのような流通チャネルを通って流れてくるのかも大切な分析データです。

     
     
     
     

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  • 筆者紹介

    鈴木 邦成

    物流エコノミスト・日本大学教授
    国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
    欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
    国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

     
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