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ブログ・鈴木 邦成
ウィン・ウィンの関係の構築
2010年10月10日
日本人研究者のノーベル賞受賞
北海道大学の鈴木章名誉教授、根岸英一・米パデュー大学特別教授のノーベル賞受賞で日本人研究者の高いレベルが改めて証明されました。
今後、日本人の同賞受賞者はさらに増えてくるのではないでしょうか。
荷主企業の立場、事業者の立場
たとえば、荷主企業の立場からすると「指定した時間や日時に正確に貨物を持ってきてほしい」ということが多くなります。
平日の早朝などに速やかに納品が行われれば、それに続く業務プロセスが円滑に進むことになるからです。
しかし運送会社の立場としては、それが無理な輸配送計画につながる恐れもあります。
あるいはそのためにコスト高を誘発するかもしれません。
過度なる時間指定などは避けたいところだからです。
双方がウィン・ウィンの関係を構築できるように、お互いの異なる立場をよく理解する必要があるわけです。
そのためには、荷主企業と事業者が建設的な意見を出し合える環境を構築する必要があります。
決して容易ではないケースも少なくありませんが、円滑な物流システムの構築を進めるためには避けては通れない重要な関門といえるでしょう。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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