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ブログ・鈴木 邦成
在庫管理の体系
2011年4月25日
大型連休は近づくものの…
まもなく、大型連休ですが消費マインドは低迷しているようです。
震災の反省や復旧・復興策を講じつつ、経済活性化への道筋も整理しておく必要があるわけですが…。
在庫管理の体系
一般に企業が在庫を管理するには、販売物流に関しては商品の販売予測、在庫計画、現物管理、情報管理が必要になります。
生産物流に関しては商品だけでなく原材料、部品、半製品などの在庫計画、現物管理、生産計画、情報管理も加わります。
無論、大震災の反省をふまえて、緊急出荷などにも対応できるサプライチェーンリスク管理も在庫戦略に組み入れておきたいところです。
たとえば、大型自動倉庫で膨大なアイテム数を扱っている物流センターの場合、停電や故障で自動倉庫が動かなくなれば、物流システムは完全に麻痺してしまうことになります。
こうした事態を避けるべく在庫管理においてもジャストインタイム型の在庫管理だけでなく、緊急時に備えての危機管理体制を構築しておく必要が高まってきています。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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