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ブログ・鈴木 邦成
米国の災害ロジスティクス
2011年5月2日
大型連休
大型連休も前半が終わり、3日から後半に入りますが、月曜日は出勤という会社も少なくないでしょう。
今年の大型連休ではボランティアで被災地に出かける方も多いようですが・・・。
米国の災害ロジスティクス
米国フロリダ州で発生した巨大ハリケーン「カトリーナ」による同州の復旧・復興サプライチェーンにおいても、地方自治体、州政府が災害対応のサプライチェーンマネジメントのバックボーンとして活躍しました。
そしてその際に地方自治体、州政府の災害対策を進めるバックボーンとなっているのが合衆国連邦緊急事態管理庁(FEMA)です。
緊急時にロジスティクスネットワークの司令塔となる米国の官庁組織です。
FEMAは、1960~1970年代に、米国各地でハリケーン被害などが相次いだことを受け、その対策本部として設置されました。
それまでは米国でも災害対策は軍隊や公共道路局などに分散していました。
しかしFEMAの設置で災害ロジスティクスがタイムリーに機能を発揮するようになったのです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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