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ブログ・鈴木 邦成
ビジネスモデルの独自性
2011年9月7日
天地無用
小包で「天地無用」とシールが貼ってあれば、「ひっくり返しても構わない。雑に扱ってもいい」と解釈する人もいるようですが、本来の意味はこの「無用」は「上下さかさまにせず、丁寧に扱うように」ということのようです。
したがって、当然のことながら繊細な文芸品などの包装に「天地無用」と書いてあっても乱暴に扱うことはできません。
独自のビジネスモデルの構築
他社の真似できないビジネスモデルを作るコツは自社のビジネスモデルに対する参入障壁を高くすることです。
たとえば、宅配便ネットワークのように時間とコストのかかるビジネスインフラは短期間ではできません。
宅配便大手は、時間をかけて自社のビジネスインフラを強化することで参入障壁を高くしていったわけです。
言い換えれば、自社の強みが「これだ!」と感じたら、そこに集中的に投資を行い、他社が参入しにくい環境を作り上げていくことが、競争優位を勝ち取るうえで重要といえるわけです。
もちろん、集中投資するのはインフラだけではありません。
ヒト、モノ、情報、時間、カネなど、何をどれくらい集中的に投資するか、じっくりと考えていくわけです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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