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ブログ・鈴木 邦成
多頻度小口納入のリスク
2012年1月6日
仕事始め
2012年がいよいよスタートしました。
株式相場などについて、業界関係筋の予測は希望も込めて「曇りのち晴れ」といったところのようです。
はたして「昇り龍」の辰年、その予想の通りになるのでしょうか。
多頻度小口納入の解消
過度な多頻度納入が行われた場合、トラックの積載効率が低く運送コストがかさんだり、納入先の保管スペースが不足したりする事態が発生するリスクが出てきます。
過度な多頻度納入の要因としては、たとえば発注アイテムごとに納期指定日が別々になっていたり、急な追加発注に追われたりするケースが考えられます。
納入先に大型トラックが入る十分なスペースがないためにやむをえず多頻度小口納入になることもあります。
対策としては仕入先ごとの一括納入や標準部品の導入によるアイテム数の削減、共同配送センターの設置、VMI(ベンダー管理在庫)の導入などが考えられます。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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