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ブログ・上西 一美
第118回:子どもとの接触事故に注意、生活道路では構えブレーキの徹底を
2024年5月10日
交通事故防止コンサルタントの上西一美です。毎年この時期から最も注意しないといけない事故は、子どもとの接触です。特に4月から増加する子どもの死亡事故は、5月から6月にピークを迎えると言われています。発生時間帯の特徴も顕著で、平日は午後3時から同5時のいわゆる放課後の時間帯、そして、土・日は、日中も注意が必要です。
ドライブレコーダーの事故映像を3万件以上見てきたから言えることがあります。それは、子どもは車両の運転者からすると左側から飛び出すことが多く、駐車車両の場合は建物の死角から飛び出してくるということです。理由は、子どもの危険感受性が経験不足で低いからです。
その証拠に、この時期の死亡事故は小学生低学年が多くなります。低学年は、まだ、危険という認識が乏しく、道路上に飛び出して来たりし、車両と接触してしまうのです。
当たり前ですが、生活道路ではそのリスクが高くなります。特に信号がない見通しの悪い交差点は、必ず法令通りに徐行、そして、ブレーキに足を置く「構えブレーキ」で進入して下さい。幹線道路など比較的広い道路を走行している時も、歩道で遊んでいる子どもを見かけたら、構えブレーキをし、急な飛び出しに備えて下さい。
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筆者紹介
上西 一美
一般社団法人日本事故防止推進機構理事長、株式会社ディ・クリエイト代表
自動車事故防止コンサルタントとして豊富な実績。
一般社団法人日本事故防止推進機構
http://www.jappa.or.jp/
株式会社ディ・クリエイト
http://www.de-create.com/ -
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