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    イワタ輸送センター 宅配顧客が拡大

    2010年3月1日

     
     
     

     イワタ輸送センター(天野奇三江社長、袋井市)は、女性スタッフならではの、きめ細やかなサービスを武器に、地域密着のサービスを展開。個人をターゲットにした宅配の持ち込み顧客が、年間500人を超えるまでに拡大した。神田恭子専務は「地道な営業活動が実を結びつつある」と自信を見せる。


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     一般貨物のほか倉庫業、路線会社の代理店業務などを行う同社が、「他社が簡単に真似できないサービス」と力を入れはじめたのが宅配だった。しかし、当初は同社が宅配を扱っていることに対する認知度は低かった。このため、低価格を強調したパンフレットをポスティングすることからスタート。すると、中元や歳暮の時期を中心に、持ち込み客が増え始めた。
 
     しかし、リピーターを増やすには価格だけでは不十分と、事務所には気軽に入れるようガラス張りで明るい雰囲気づくりを強調。事務所スタッフは、神田専務をはじめ大半が女性で、電話対応にも細心の注意を払う。また、配送商品の受付後は追跡調査を行い、少しでも遅配の可能性があれば送り主に連絡を取る徹底ぶりだ。
 
     4年前には神田氏ら女性スタッフ3人が、ラッピング協会が認定する「ラッピングコーディネーター」の資格を取得。学んだ知識が贈答品の発送時などに生かされている。顧客本位のサービス展開が口コミで広がり、コンスタントに宅配の持ち込み客が訪れるようになった。
 
     神田氏は「個人客でも、本人あるいは家族が、必ずどこかの企業に所属している。宅配で得られた当社への信頼を一般貨物にも波及できれば」と話している。

     
     
     
     
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