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    大千流通倉庫 ゴミ分別で収益、荷主に選ばれるエコ

    2011年6月10日

     
     
     

    【埼玉】流通加工を得意とする大千流通倉庫(さいたま市南区)では、1000坪の敷地内に設けた倉庫で主に農作物と印刷物の流通加工を展開。幅広い年齢構成のスタッフで作業にあたっているが、働きたいという意思を持つ定年退職した年配の作業者も受け入れている。


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     取締役の岩﨑恵美子氏は、「体力的には若者に劣るかもしれないが、『年の功』とはよく言ったもので、仕事に対する姿勢や周囲への気遣いがすばらしい」と絶賛。「器用さや作業スピードなども目を見張る方が多く、非常に助かっている」と目を細める。
     同社では、作業時にゴミとして出るラップやPPバンドなどの梱包資材を丁寧に分別。環境活動に取り組むとともに、分別したゴミをリサイクル業者に売却することで現金収入に変えている。「1kgあたり数円程度だが、まとまるとかなりの重量になり、1か月で10万円を超えることもある」。
     近隣のリサイクル業者が偶然、ゴミとして回収されようとする廃棄資材に気付いたのがきっかけ。「それまでは費用をかけて処分していたが、『捨てるなら買いますよ』と声を掛けられた」という。「社員もエコに取り組むということで、積極的に協力してくれている」とも。「分別の手間はかかるが、資源を無駄にしないだけでなく、リサイクル業者と当社に収益が発生し、なおかつ荷主にも喜んでもらえるという良いサイクルができている」と語る。

     
     
     
     
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