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運送会社
タカスエグループのテクノ スタッフ育成に注力
2011年12月9日
【愛知】タカスエグループ(高末、加藤博巳社長、名古屋市熱田区)で車両整備、車検事業などを展開するテクノ(池永高子社長、東海市)では積極的に外部研修に参加、グループ外企業への売り上げ拡大を図るほか、整備スタッフのサービスレベル向上を目指している。同社は今年度第1四半期まで、5四半期連続で売り上げ、利益目標を達成するなど、大きな成果を上げている。
売上高に占める比率はグループ内が約60%でグループ外企業は約40%。前年は370台の民間車検を取り扱った。しかし「同じグループだからといって優先的に受注できるわけではない」(池永社長)とし、同業他社との競争に勝ち抜くため、常にサービスレベルを磨くことが不可欠となっている。
同社長は1995年のテクノ設立と同時に社長に就任。グループ本体の上司の薦めもあり、物流応援団ヤマネット(山田泰壮社長、一宮市)が行う「営業力&リーダーシップ強化・実践研修」の第3期と6期を受講、多くのトラック事業者と人的ネットワークを構築すると同時に営業、プレゼンテーションスキルをアップさせた。11期以降はアドバイザーとして研修に携わっている。
同社は毎月1回のミーティングで、生産性や作業効率を、どのように上げるかについて話し合う。その際の注意点として「社員一人ひとりに意見を出させる」ことを挙げる。上からの押し付けではなく、考える習慣を身に着けるためだ。
社員の中で営業活動を行うのは同氏ただ一人。しかし「トラックの引き取りと引き渡し時の2回が営業のチャンス」と考えており、スタッフの接客レベル向上で売り上げ拡大は可能と見る。今後はヤマネットの「プロドライバー1日研修」を整備スタッフに受講させて更なるレベルアップを図る計画だ。「自分で考え、行動する人間にならなければ仕事は務まらないし成長できない。研修を受講することは、そのきっかけを与える良い機会」と話す。
◎関連リンク→ タカスエグループ -
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