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    大阪トランスポートグループと小谷運輸 従業員の健康維持に全力

    2015年11月20日

     
     
     

    【大阪】大阪トランスポート(上橋將良社長、堺市)、泉州物流サービス(同)、ダイセン(同)のグループ会社と小谷運輸(小谷和照社長、大阪市住之江区)は合同で10月25日、大阪トランスポート本社で健康診断を実施した。
     各運送会社では健康保険機関などから一般健診として年1回、従業員の受診が定められている。しかし、一般健診はごく簡単な健康診断であることから、がんなどの早期発見が難しいとされ、大阪トランスポートでもグループ各社のドライバーがここ2年間で、胃がん、膀胱がん、大腸がんが相次いで見つかった。
     毎年健康診断を受けているにもかかわらず、ドライバー3人ががんと闘う結果となったことから、上橋社長は大きな病気を早期に発見できなければ意味がないとして、小谷社長と協力し、2日間にわたって検便やバリウムを使った胃の検査、ならびに今年から新たに糖尿の検査などを行うなど、深く掘り下げた健康診断を実施している。


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     上橋社長は「がんが見つかった3人のドライバーのうち、1人は胃の3分の2と十二指腸の一部を摘出した。現在、トレーラ業務に復帰したものの、他の2人に関してはいまだ闘病生活を続けている」と話し、「運送事業にとってドライバーは大切な財産。当社ではドライバー3人がハンドルを握れず、売り上げは大きく減少した。1人で年間2000万円を超える売り上げを誇るほどのベテランドライバーが病気で働けないことは、本人にも会社にとっても大きなダメージ。だから当社では、がんや生活習慣病を早期発見し、治療できるよう、今回のような健診を実施することとした。当社の従業員70人と小谷運輸の従業員30人の計100人が受診した」と説明する。
     上橋社長は、ドライバー3人は同社に勤めて10年以上のベテランばかりで、苦楽を味わってきた兄弟、身内に等しい間柄だとし、「本当に悲しいこと」と回復を願うとともに、今後は最善を尽くして従業員の健康維持に努めることを誓った。

     
     
     
     
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