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    エムエスシステム 売上10億円と新社屋、創立10年で有言実行

    2017年9月27日

     
     
     

     エムエスシステム(鈴木貴之社長、さいたま市緑区)はこのほど、創立10年を迎え、念願だった自前の社屋を建てた。サッカーJ1の浦和レッズのホームグランドである埼玉スタジアムが近くにあり、試合当日などは、観戦に訪れるファンが、前の道路に列をなして行き交う。開発が進む新しい街である美園。同社の新社屋はそんなところに建てられた。200坪の敷地に一見、運送会社らしからぬデザインの80坪の建物が立つ。今年4月から着工し、8月に完成、同21日から営業を開始した。
     「10年で売り上げ10億円に、そして本社ビルを建てる」ーー。鈴木社長が会社を始めた時に自分に誓った目標だ。平成19年、27歳で運送事業をスタートした同社長だが、「資金なし、経験もなければ知識もなし、そして人脈もなしで、あったのは若さだけ」という、まさにゼロからのスタートだった。
     そのため、銀行には見向きもされず、トラックを買おうにもディーラーから相手にされなかった。料金が支払えず、水道が止められることもあったという。始めてから数年はまさに、どん底を歩いていた。しかし、そんな不遇にあっても、目標だけは持ち続け、決して諦めなかった。


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     「絶対に目標を達成するという気持ちで取り組んでいた」という同社長は、他社が手を出さないような仕事でも、積極的に受けていった。「他社が嫌がるような仕事を受けることで、荷主の信頼を得られる。その繰り返しによって、少しずつ、いい仕事を回してもらえるようになった」と同社長は振り返る。
     結果的に、こうした信用の積み重ねが、同社の成長に大きく寄与していく。仕事が増え、トラックが増え、そしてドライバーも増えていった。「お客様に恵まれた」と謙虚に話す同社長だが、目標に向かって仕事にまい進する姿勢が、今の顧客を引き寄せたといえる。
     設立から10年が経ち、売り上げは年商9億8000万円を計上した。10億円にわずかに届かなかったが、設立時に抱いた10億円という目標は、ほぼ達成した。従業員も50人を数え、トラックも40台を超えた。
     そして、もう一つの目標であった新社屋も設立からちょうど10年で、目標通りに建設できた。
     食事もろくできない、水道も使えない、そんな底辺を這いつくばってきただけに、同社長は新社屋完成に、ひときわ感慨深さを感じているという。
     「事務所はおカネを生まないから立派なものは必要ない」「立派な本社ビルを建てると会社はおかしくなる」など、運送業界では、こうした指摘もあるが、同社長は、「それは大きな間違い」と真っ向から否定した上で、「いい事務所は従業員に誇りを与えられ、結果的にいい仕事につながる」という。事実、同社では、新社屋が完成し、家族へ自慢するドライバーの姿もあったという。
     設立から10年で年商10億円と新社屋建設という、まさに有言実行を果たした同社長は、「設立20年では、100人の優秀な従業員と一緒に仕事をしていたい」と話し、次なる目標を胸に、さらにまい進していくとしている。

     
     
     
     
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