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運送会社
宝輪 蕪竹理江社長 健康促進で「人」大切に
2019年12月10日
三重県鈴鹿市に拠点を置く宝輪(蕪竹理江社長)は運送事業のほか不動産賃貸やガソリンスタンドなどの事業も手がけ、それらを堅実にこなす一方で、健康や環境に配慮した取り組みも推進。健康経営優良法人に加えて自社ビルのZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化などでBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)の五つ星も獲得している注目企業だ。
「ご縁でつながった人たちを、大切にしたい」と語る蕪竹社長は先代である谷田育生会長から、「ご指名」を二十代の若さで受けてから10年、人に重きを置いた経営を続けて現在の姿を築き上げてきた。「自分も、社長である前に、ここの従業員」とも語る蕪竹社長は、「宝輪という場所にいることは、みなさん『たまたま』なのかもしれないが、せっかくなので、そんな人たちには幸せになってもらいたい」との考えを述べて笑顔を見せる。
「入社して三年での社長就任だったということもあり、やはり最初は人で苦労した」という、かつての経験も、そうした持論の礎となっているようで、「自分のそうした体験が同じ境遇の方のお役に立つことができれば」と2017年には独自の哲学をまとめ上げた著書「中小企業の『後継社長』が知っておくべき会社引き継ぎ50の鉄則」を発刊して反響を呼んだ。
また、従業員の誕生日には「家族のために、何か健康促進につながることに使って下さい」との名目で『健康手当』を設定して、さらにはウェアラブル端末の支給も実施している同社。社内で進める、そんな健康へのこだわりも、従業員という「人」を大切にする社長の意識のあらわれなのだろう。
◎関連リンク→ 株式会社宝輪
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