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製品・IT
リピート増やし「オートマトラック」シェア拡大へ アリソンジャパン
2009年1月9日
日本市場にオートマトラックの普及を進めるアリソンジャパン(東京都港区)。昨年11月に社長に就任したリチャード・H・プライス氏に、今年の展望などについて話を聞いた。
プライス氏
社長に就任されて意気込みは?
「前社長の山田(勉)が組織を良い方向へと導いた。これをさらに発展させていきたい。具体的には技術、営業、カスタマーサポートが一体となり、まずは既存のユーザーに満足してもらえるよう体制を整えていく」
オートマトラックの現状は?
「日本では、オートマ車に対するイメージが構築されてしまっている。何年も前のネガティブな印象が残っているので、アリソンのオートマの良いところをアピールしていく」
具体的に良いところは?
「いわゆる『デューティーサイクル』と呼ばれるような(車両の)使い方だと、加速・減速をスムーズに行うことができるオートマのメリットが存分に生きる。また、全世界的に排ガス規制が進むにつれ、エンジンは小型化している。オートマはエンジンを効率良く使うため、小型エンジンでも大いに性能を発揮できる。今後は、これらのメリットを数値データとして明確に提示していきたい」
オートマトラックを、どのようにアピールしていくのか?
「熟練ドライバーでなくとも安全に運転できるオートマトラックは、ドライバー不足という課題に対するソリューションとして提案可能だ。また、部品(クラッチ)の交換が必要ないため耐久性も高く、メンテナンスコストも低減できる」
マニュアルやAMTと比べた場合のアドバンテージは?
「シフトアップがスムーズ。ダンプやミキサーのユーザーには、ぬかるみや砂利道から抜け出しやすいという評価もいただいている。なお、アリソンは世界展開しており、サービス網は70か国以上、日本に8か所のサービス拠点がある」
「既存顧客の満足度を高める」というが、具体的には?
「ユーザーが気にされるのは『燃費』。燃費向上を実現するために、六速化やアイドリング・ストップの機能などを検討している」
日本以外の市場については?
「オーストラリア、中国、韓国、東南アジアが伸びている。特にオーストラリアは進んでいる」
09年の展望は?
「当社だけでなく、経済市場全体が厳しい状況にある。このような中では、まず既存のお客さまにご満足いただくことが重要。市場シェアを獲得するために、リピート数を確実に増やしていく」
日本の運送事業者にメッセージを。
「性能、安全性、経済性と、オートマトラックにはメリットが多い。正確に理解いただけるよう、PRに努めていきたい」 -
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