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製品・IT
「tebiki」動画マニュアルの作成を簡単に 現場向け動画教育プラットフォーム
2021年4月7日
現場支援システムの開発を行っているピナクルズ(貴山敬社長、東京都渋谷区)の現場向け動画教育プラットフォーム「tebiki」が、コロナ禍の影響で、物流や製造、介護などの業界で注目されている。
同社が提供する「tebiki」は、現場スタッフが「自分で」、動画マニュアルを簡単に作成できる新人教育システムで、「自分で」というところを重視して、誰でも簡単にできるというところにこだわってつくられている。
使い方は、現場のOJTをスマホで撮影し、その動画にタイトルを付けて、ブラウザ上の「tebiki」にアップロードするだけ。それだけで、録画しながら話した内容を音声認識技術で字幕に自動生成し、必要な外国語に文字を翻訳することもできる。
また、編集機能もシンプルに構成されており、動画への音声吹き込みや図形挿入も誰でも簡単にすることができるので、作成した動画マニュアルに手順や教える内容が一部変わった場合の変更や差し替えも簡単に行うことができる。
加えて、動画閲覧データを自動解析して誰がどこまで習熟したかを可視化することも可能。動画を見た人が自主的にボタンを押すことで理解度がわかる教育の進捗管理をリアルタイムに行うことができる。
貴山社長は「当社の競争相手は、いわゆる『現状維持』という習慣。つまり、多くの日本企業が持っている『今までどおり』や『やり方を変えない』という習慣で、今までの習慣が一番のライバルだ」とし、「スマホが普及して、ようやく物流業界のデジタル化が進む条件が出てきたと考えており、コロナで集合研修ができなくなった今、現場教育の課題をtebikiで解決していただければ」としている。
「tebiki」を導入した樹脂加工メーカーの児玉化学工業では、「動画マニュアルの作成は、ケータイで撮影して編集するだけ。ゲームのような軽い感覚だった」と、現場の人が誰でも簡単に作成することができる使いやすさと、手順書、マニュアル作成の工数が紙の3分の1となり、ルールを見える化して教える手間が削減した効果を認めている。
◎関連リンク→ tebiki
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