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    トラックサミット協議会 HPに2000台以上の車両情報を掲載

    2011年9月15日

     
     
     

     88年に販売業者7社でスタートし、現在では北海道から九州までの中古トラックディーラー50社で構成されるトラックサミット協議会。全国を網羅する同会のHPには、会員企業が在庫として保有する2000台以上の車両が常時掲載されており、誰でも閲覧することができる。
     同会の中西昭博会長(ヨシノ自動車、川崎市川崎区)は、「これだけまとまった車両情報を掲載している組織はないはず」とし、「3000台の車両情報の掲載をめざし、積極的に会員に呼び掛けている」と語る。


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     「この3ー4年で、中古トラック業界も大きく変わった」と語る同会長。要因はインターネットを活用した売買の急速な拡がりだ。「1000万円を超える取り引きもザラにあることから、ひと昔前なら1台の買い取りに3、4日はかけていた」というが、「ファイナンスが充実してきたこともあり、いまでは、ネットと電話のやりとりで、わずか1時間で決まってしまうこともある」とのこと。「先日も北海道のユーザーから問い合わせがあり、『任せるよ』と現車も見ずに契約が成立してしまった」。
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     オークション市場が整備されたことで拡大してきた中古トラック業界を、インターネットがさらに後押ししている。同会長も、「我々のような『目利き』が自らの判断で勝負するというビジネスモデルから、『情報発信ビジネス』に切り替わった」と分析する。「その波に乗り遅れないよう、協議会の会員企業でも経営者の若返りが進んでいる」という。
     昨今、「トラック買い取ります」との電話が頻繁に運送事業者に掛かっており、どこと付き合えば良いか判断に迷う経営者は多い。同会長は、「車両の評価基準をきちんと出せる中古車ディーラーと付き合うべき」と言い切る。「当たり前だが、運送会社にとってトラックは重要な資産。その『現在の市場価値』を正確に把握した上で、新規の仕事を取っていいのか止めておいた方が良いのか判断されるべき」だからだ。
     そういった運送事業者のパートナーとして、「プロ同士の目が光っている」同協議会の会員企業は最適だという。「一定の品質やレベルを維持するためにも、会員数をどんどん拡大しようという考えもない」とも。
     震災の影響で新車販売が滞り、中古トラックへのニーズが急拡大したが、「既に一服している感はあるが、そもそも市場に出ている在庫が少ないため、良い車両はそれなりの価格が付いている」という。
     判断に迷う運送事業者へのアドバイスを聞くと、「言うまでもなく、中古トラックは1回使ったクルマ。車種や年式は同じでも、1台として同じ車両はない。相場商品のため、買い時、売り時が重要。そのためにも、信頼できる中古車ディーラーと付き合っておくべき」と語る。
    ◎関連リンク→ トラックサミット協議会

     
     
     
     
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