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    ロジザード 関西で在庫管理システムを拡販

    2012年4月4日

     
     
     

     ASPによる物流在庫管理システムを提供するロジザード(東京都港区)が、関西での営業活動にも力を入れている。大阪支店(大阪市北区)の鈴木聖一郎営業所長は、同システムのユーザー層について、「書籍・DVDやコスメなどもあるが、メーンはやはりアパレル。関西には中小規模の通販アパレル会社が非常に多く、ニーズは強い」と説明。「楽天やヤフーなどにモール出店しているような荷主からの引き合いも多い」という。
     営業部の河野友美氏は、「荷主と委託先の倉庫双方からのニーズがある。通販業界はITに馴染みが深いため、荷主から『システムを入れないと委託しない』と言われてご相談に来られるケースも多い」と話す。


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     同システムについて、鈴木所長は「ASPなので、どこからでも同じデータを見られるのが強み。シンプルだが在庫適正化にはかかせない要素」と説明。また、「(システムの提供開始から)10年の歴史があり、大きなネットショップで使ってもらうなど、とにかく豊富な導入実績がある。安心してお使いいただける」と胸を張る。「これまではASPと言うと理解されないことも多かったが、今は『クラウド』と言うと分かってもらえるようになった」という、時代的な追い風も吹いている。
     最も得意とするアパレル以外にも、コスメやペットショップなど、異業種からの引き合いも増加。「『売上が増えてきて、店舗での出荷が間に合わないが、(外部に)委託するほどではない』といった規模の荷主に、まずは在庫管理の効率化としてシステムの提案をしている」(河野氏)。
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     一方、受託側の3PLや倉庫への提案も強化。同所長は、「月額の売上が50万円規模の荷主であっても、10社20社と集めれば大きな仕事になる。中小の店舗が多い通販業界で3PLとして生き残るには、こういった戦略も必要なのでは」と指摘。河野氏も、「梱包に付加価値を付けたり、値段の付け方を変えるなど、工夫の仕方はいろいろとあるはず」と付け加える。
     「BtoBに比べてきめ細かなサービスが求められる。BtoBとBtoCの違いをよく理解した上で、EC物流を立ち上げる必要がある」と通販特有の難しさを訴えつつも、「関東に比べて、関西にはまだまだチャンスがある」と鈴木所長。「月商1000万円を売り上げているネットショップは全体の8%と言われている。いかに戦略的に小規模の荷主を取り込んで行くかがポイント。その中で、WMSをうまく使って効率化を図ってほしい」と訴える。
     河野氏も、「まずはご相談いただければ。倉庫を見ながら、1つ1つ課題をクリアしていきたい」と話す。今後は、関西でも東京と同様のセミナーを開催し、さらなるシステム普及をめざす方針。同支店の問い合わせは、電話06(6364)5851番。
    ◎関連リンク→ ロジザード株式会社

     
     
     
     
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