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    アドバンスト・メディア ボイスピッキングシステムが好評

    2013年12月27日

     
     
     

     アドバンスト・メディア(東京都豊島区)は、ボイスピッキングシステム「AmiVoice Picking」の販売に注力している。同社は2008年から、音声認識技術「AmiVoice」を活用したシステムを受託開発で展開していたが、クラウド事業部の坂口毅雄営業部長によると、「導入実績は数社にとどまっていた」という。
     ネックとなっていたのが、「費用対効果を出しにくかったこと」。そこで、価格を抑えるためにパッケージ化したのが「AmiVoice Picking」だ。「ベースとなるパッケージを作り、特殊なニーズはカスタマイズで対応。イニシャルコストが大幅に抑えられる」というメリットを出した。さらに、ライセンス費用の低額化も図った。


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     3月に発売された同パッケージは、すでに120ライセンスを販売。仕分けの現場に多く導入されているという。
     音声認識ソリューションを提案している同社だが、導入に当たっては、「全ての作業を音声認識で行う必要はない」との考えを持つ。同部長は、「『両手で作業しながらデータ入力を行う』『移動しながらの作業』などは、音声認識によって実現する『ハンズフリー&アイズフリー』が向いている」と分析。
     一方、「作業場所が固定されていてモニターを参照できる場合は、音声よりもPCやタブレット端末による目視のほうが向いている場合もある」と指摘。「耳で聞くよりも、目で見た方がスピードは圧倒的に早い。音声認識は、モニターを見られない状況にある場合に有効」とし、現場に応じた端末やフローを提案していくとしている。
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     同パッケージでは、モトローラ社の「MC2180」と「MC3190」を採用。「小型で軽量、さらに音声認識機能が搭載されている」ことに加え、「頑丈で、アダプターが付いている」のが選定の理由だったという。「音声専用ではなく、バーコードも読み取ることができる『1台2役』の端末。費用対効果も大きい」。
     同社の技術は、事前に作業者の声を学習させる必要のない「不特定話者タイプ」。「物流用途ではまだ少ないが、作業者がころころ変わる現場では特に優位性がある」と話す。
     数字も、自然な日本語読みで認識させることが可能だ。たとえば「36個」は、一般的なシステムでは「さん ろく」と読み上げる必要があるが、同社技術であれば「さんじゅうろっこ」という通常の読み方で認識させることが可能。「きゅうり」「トマト」など、商品名の認識も可能だ。
     8月には、人の声とノイズを判別する新技術を搭載した。作業場の動作音や突発音などに左右されることなく、人の声のみを認識する技術で、「誤動作を防げる」という。新技術搭載後も販売価格は据え置きで、1ライセンス20万円。
    ◎関連リンク→ 株式会社アドバンスト・メディア

     
     
     
     
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