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    パイオニア 業務用車両向けにテレマティクスサービスを提供開始

    2015年4月14日

     
     
     

     パイオニアはこのほど、カーナビとクラウドを活用した業務用車両向けのテレマティクスサービス「ビークルアシスト」の提供を開始した。
     業務車両向けソフト事業の本格化とも言える今回の新サービスについて、カーソリューション事業開発部の吉田徹也課長は、「『パッケージで提供してほしい』という声に応えた」と経緯を説明する。
     同サービスは、クラウドを通じて「運行管理」と「運行支援」を行うというもの。三つの標準パッケージサービスと連携APIから成り立っている。


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     「ビークルアシストログ」は、日報業務の効率化、安全運転指導、燃費向上などを中心にしたテレマティクスサービスのパッケージ。自動取得される走行データと豊富なレポートバリエーションで、簡単に日報・月報の作成と分析が可能。また、車両へのメッセージ送信や車両予約機能にも対応している。同氏は、「ターゲットは営業車。走行ログを活用して、安全運転やエコ運転を支援する」と説明する。
     リアルタイムでの動態把握機能を搭載しているのが、3月中旬に提供が開始される「ビークルアシストビュー」だ。「カーナビの機能を活用し、行き先の指示などを行うこともできる」とし、運行の「支援」にも注力した内容となっている。
     両サービスについて同氏は、「『効率』は重要なキーワード。安全やエコという観点からの経営効率アップ、カーナビを活用した業務効率アップなど、さまざまな面でお役に立てるはず」と話す。
     一方、「ビークルアシストSD」は、通信モジュールの代わりに、SDカードを使ってデータのやり取りを行うパッケージで、通信コストの削減に寄与する。
     「ビークルアシスト」が他のサービスと最も違う点は、「カーナビ端末の活用」。同社製の4機種が同サービスに対応している。
     また、システック社製のデジタコ「ロジタコ(DTUー1)」との連携も可能。「法定三要素のデータを通信でアップロードでき、ナビの画面を活用したルート組みや、配送先の指示、メッセージのやりとりなどもできる」。同氏は、「『ナビが連動した通信デジタコ』という新しいジャンルを提案していきたい」としている。
     現在、スマホを活用したナビシステムが増えているが、同社のカーナビは「精度の高さが最大の強み」だという。「個人宅への配送であれば、道一本違えば、全く違うところに行ってしまう。しっかり道案内できるのはカーナビの強み」と訴える。
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     また、「ログの精度も高い」とし、「道路データを保有しているので、高速道路と一般道の違いもしっかり把握できる」と説明。「デジタコはドライバーが手動で一般・高速の切り替えを行う必要があるが、カーナビなら、運転の警告のしきい値も自動で変えることができる」とし、「地図データを背負ってやっている当社ならではの機能」とアピールする。
     すでに配送システムを活用している場合でも、同サービスを連携させることが可能。問い合わせは同社HP経由でパイオニア販売まで。
    ◎関連リンク→ パイオニア販売株式会社

     
     
     
     
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