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    川瀬産業 廃プラリサイクルでリプラギ製造販売「地球と人に優しく」

    2016年6月1日

     
     
     

     廃プラスチックをリサイクルし、商品の原料や自社でリプラギ(木材代替商品)として製造・販売する川瀬産業(川瀬幸久社長、大阪府貝塚市)。同社は毎日、廃プラスチックを全国から収集するため、トラックを20台近く手配している。
     川瀬産業は1966年に創業し、当時は鉄鋼会社へ塩酸やカ性ソーダ、塩化第二鉄などの排水処理中和剤薬品を販売していたが、鉄鋼会社から発生する廃酸を有効利用できないかとリサイクル事業に本格的に参入した。1989年には中間処理許認可を取得し、化学工業会社などから発生するポリ容器やポリドラムなどの廃プラリサイクル事業を開始した。廃プラを破砕、洗浄、再生原料ペレット化、成形するため国内に3工場(大阪、静岡、四国)を設け、リサイクル経営の多角化で六次産業化を推進する。


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     同社のコンセプトは、「地球上の木材資源の保護」だ。木材を使用した商品の代替品となるリプラギは、木材の伐採が減り、環境保護に大きく貢献する。
     リプラギは、同社で再生原料ペレットにしたものを使用。商品は大手鉄鋼メーカーをはじめ、自動車メーカーなどでも用いられている。中でも鋼材やコイル、鉄板などを保管・梱包するためのブロックやストッパー、コイル台、角材、三角材などリプラギシリーズとしてあらゆる部分に使用されている。
     約2年前からは物流施設でも活用されている。車輪ストッパーをはじめプラットホームと車両を保護するためのプロテクターを販売し、物流関係者からも評価が高まっている。プラットホームで用いられるリプラギプロテクターは従来、ゴム製品を使用していたが、リプラギプロテクターであれば仮に破損しても再資源として活用されるため、ゴム製品の代替品としても注目されている。
     製品の原料となる廃プラは全国からトラックで集められ、様々な工程を経て原料となり成形され商品化する。成形するまでには多くの廃プラが必要だが、トラック20台分の廃プラを原料化・成形すると、トラック2台分の商品にしかならない。
     同社では廃プラ回収のため、輸送の効率化と長時間労働対策として、主要都市から300km圏内で収集できるシステムを構築するために四国と静岡に工場を設けた。
     川瀬社長は「環境対策、森林伐採、労働環境など全てにおいて人に係る問題であるため、地球にも人にも優しい企業を目指している。国内工場については、静岡工場は関東圏や中部地区、四国工場は北九州、中国地区をカバーする。リプラギシリーズは、自動車メーカーや鋼材メーカーからニーズが高いが、物流業や倉庫業でも固定・梱包資材として活用されるため、プロテクターやパレットなどのニーズが増えてきている。今後は鉄鋼・自動車メーカーをはじめ物流・倉庫企業からのニーズにも応えていき、リプラギシリーズの充実と地域リサイクルを目指したい」と語った。
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     木材やゴムのリサイクルは難しいが、同社のリプラギは再資源として利用できるため、今後、様々な分野で活用されることが期待される。
    ◎関連リンク→ 川瀬産業株式会社

     
     
     
     
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