-
製品・IT
UDトラックスなど3団体 自動運転の実証実験
2019年7月20日
UDトラックス(酒巻孝光社長、埼玉県上尾市)、日本通運(齋藤充社長、東京都港区)、ホクレン農業協同組合連合会(内田和幸代表理事会長、札幌市中央区)は7月19日、トラックドライバー不足の解決に向け、北海道庁の協力のもと、レベル4技術を用いた自動運転の共同実証実験を行うと発表。
将来に向けた更なる輸送の効率化の取り組みの一つとして、3社は、ホクレンが保有する製糖工場と集積施設で、UDトラックスが開発したレベル4技術搭載の自動運転トラックを使用した実証実験を行う。日本通運は、自動運転技術を使用した輸送業務の効率化に関して、同社の輸送事業における多岐にわたる知見を生かしアドバイスを行う。
実験は8月の約1か月間、てん菜集荷運搬コースを想定した実験用ルートで、UDトラックスが製造する大型トラック「クオン」をベースとしたレベル4自動運転技術を搭載した車両1台を使用し、自動運転の走行実験を行う。なお、自動走行は安全確保のため、ドライバーが乗車する。
今回の実証実験に際しては、自動走行実証試験に最適なフィールドとして積極的に実験を誘致している北海道庁が全面的に協力。道庁では、2016年に「北海道自動車安全技術検討会」を設置し、全国に先駆けて産官学連携のもと、自動走行に関し、実証試験の円滑化と研究開発促進のための環境整備や情報提供を行っている。今回の共同実証実験の実施を通じ、社会実装に向けたユースケースや課題を抽出し、物流のさらなる効率化に向けた仕組みづくりを加速させる。
◎関連リンク→ UDトラックス株式会社
関連記事
-
-
-
-
「製品・IT」の 月別記事一覧
-
「製品・IT」の新着記事
-
物流メルマガ