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物流ニュース
日清食品とT2 自動運転トラックを使用した幹線輸送の実証実験開始
2025年7月4日New!!
日清食品(安藤徳隆社長、東京都新宿区)とT2 (森本成城CEO、同千代田区)は6月から、T2の自動運転トラックを用いた幹線輸送の実証実験をスタート。
実証実験は関東と関西を結ぶ高速道路の一部区間で6月5日、6日に実施。
初日には、日清食品関東工場(茨城県取手市)から、関西エリアの自社倉庫(大阪府摂津市)への輸送。2日目には日清食品関西工場(滋賀県栗東市)から関東エリアの委託先倉庫 (横浜市)への輸送を予定している。
実証実験はドライバー不足対策を主な目的としている。日清食品の即席麺のような比較的軽量な貨物は「容積制限」に最大積載量を左右され、効率的な輸送には、トラックの荷台の容積を最大限に活用することがポイントとなっている。
今回の実験では、11型パレット使用時と比較し、約117%のケース数を積載可能な12型パレットを用いて、トラックの容積を最大限に活用する輸送モデルを構築し、自動運転の技術環境下においても機能するかを検証する。
なお、自動運転のレベルはレベル2(高速道路上での自動運転をはじめ、特定の走行環境条件を満たす限定領域において、運転操作を自動化させる)での実証実験を予定。
実証実験では「貨物を積載した幹線輸送における自動運転の走行ルートと走行所要時間」「渋滞や気象など事前に想定した条件における走行オペレーションの有効性」「積載した即席麺への影響」を確認する。
両社は、レベル4(特定条件下での完全自動運転)自動運転トラックによる幹線輸送サービスを2027年に開始することを目標としている。
◎関連リンク→ 株式会社T2
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