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    【アクティブタグが物流現場に浸透】(3)エリア別の入退室管理に

    2008年5月16日

     
     
     

     日立電子サービスは、高セキュリティが求められる施設向けに「統合型入退室管理システム」を開発。アクティブタグの活用で、ハンズフリーでの入退室を可能にした。
     プラットフォームインテグレーション事業部ネットワークシステム部の佐藤努チーフエンジニアと、同部の村山直人氏に話を聞いた。


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    佐藤氏(左)と村山氏
     従来の入退室管理システムの多くは、ICタグ内蔵の認証カードを活用。この場合だと、カードをリーダにかざす必要があった。同社は「荷物など両手がふさがっていて、カード認証が困難なシーンを想定して」(村山氏)新システムを開発。認証タグにアクティブタグを採用することで出入り口でのカード認証が要らなくなり、ハンズフリーでの入退室が可能になった。
     たとえば、同タグの入ったカードホルダーを首から下げているだけで認証が行える仕組みだ。
     また、同システムは複数の認証方式を連動させることもできる。「外来者が出入りできるエリアはハンズフリータグ(アクティブタグ)での認証、一般社員はミューチップタグを搭載した認証カード、一般社員の出入りが禁止されているところはカードと生体認証の併用」など、エリアに応じて認証方式を設定することで、施設のセキュリティを高めることが可能。
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    エリア別の認証も可能に
     さらに、扉付近にカメラを設置し、画像による入退室記録の蓄積も。なお、入退室の履歴やカメラ画像は一つの管理ソフトウェアで一元管理できる。同氏は、「異なる認証形式の履歴も統合管理が可能」とメリットを強調。画像も「履歴や日時から一発で検索して表示する」(同氏)と、使い勝手の良さをアピールする。
     また、ネットワークを活用して複数拠点を管理。同氏は、「たとえば本社で一括管理をしていただければ、内部統制やCSRの強化にもつながるはず」と付け加える。
     同社は「Webvisor」のソリューション名で、監視カメラシステムなどの提供を行っている。佐藤氏は、「監視カメラや入退室システムを含めて、施設全体のセキュリティ構築に対するコンサルティングを行う」と同社の役割を説明。
     「内部統制に対応していくためにも、セキュリティ体制を万全に構築することが必要。事件や事故が起きてからでは遅い」とした上で、「日立グループの総合力を生かすことで、トータルで支援できれば」と同氏。
     村山氏も、「ニーズに応じて、コンサルティングから工事までをワンストップで提供できるのが強み。『どんなセキュリティ体制にしたいか』という出発点から相談していただきたい」と話す。
     同社のHPは、http://www.hitachi-densa.co.jp/

     
     
     
     
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