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物流ニュース
「やる気」どう引き出すか 企業の成長につなぐ
2020年7月17日
企業の中には様々な社員がいるが、やる気のある・なしで大きく2つに分かれる。
まだまだ人手不足の今の時代、会社の成長のため、やる気のある社員を、どうやってうまく育てていくか、また、やる気のない社員のやる気を、どう引き出すかは、経営者や管理職にとって重要な課題といえる。
やる気のある社員に対しては、様々な仕事を経験させようとする社長は少なくない。
中小企業には人材が十分にいないため、やる気のある社員に仕事を任せたくなるのも無理はない。
そういった人材に相応の仕事をしてもらうことは悪いことではないが、仕事が実力と乖離していては、どう頑張っても結果は出ない。
社長や管理職は社員の実力を見極め、実力相応の仕事を、状況によっては少し高いレベルの仕事を与えて、さらに実力を伸ばしてもらうことが大切ではないだろうか。
一方、対応に困るのは、やる気のない社員の方だ。
働き方改革により人材の生産性向上の重要性が求められる中、「やる気のない社員は辞めるまで放置すれば良い」という考えは大きな危険を孕む。
会社側が仕事に集中できる環境を整えていても、やる気が出ないならば、それは採用の誤りの可能性もあるが、諦めるのはまだ早い。
仕事に意欲を持つためには、任せられている仕事に意味を見いだせるかどうかにかかっている。
ドライバーとしての仕事が、どのような社会的意味を持つか普段から指導を行っているだろうか。
また、指導と同時に社長・管理職自身が社員にとって目標になる姿を見せなければならない。
「この人の下なら成長できる。自分の力が発揮できる。あの人のようになりたい」と思わせる存在でなければ社員の気持ちは離れてしまう。
やる気がないなどの問題社員が生まれてしまうと、会社運営に悪影響を及ぼすことは、どこの会社でも起き得ることだ。
しかし、問題社員への賢い対処法を身に付けることだけでなく、社内に問題がないかを考えることも必要だ。
本人の問題として片づけてしまう前に、職場の信頼関係、育成、評価制度などが間違っていないかを見直すことも怠ってはならない。
やる気のある社員が多ければ生産性も上がり、結果的には企業の成長につながっていく。
社員のやる気を削がない企業こそ、厳しい時代が到来しても永続していくのではないだろうか。
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そもそも運送会社でやる気の起こる仕事内容ではないから
それを求めるのであれば、もっと楽にしていかないと…給料は底辺ですから
現在30代前半で起業を計画していましたが、コロナが蔓延したため、運転資金食い潰したくないので近所の中堅運送業に在籍して2年経ちました。あと2ヶ月で退職しますが、私は世界的に展開している東証一部上場企業で10年役職者として勤務してましたが、恐ろしいほど前職の同僚や先輩たちの話す会話の内容が違い過ぎて驚いています。
会話が噛み合う人がほとんど居ません。自分が優位になるための会話や、人の話を批判しかしない人などどうしてそうなるのかが理解できませんでした。
所属するところの所長も言ってましたが、夢も希望も無くなって転職もできない年齢で潰しが効かない容姿や思考だから変なやつばかりと言っていました。
給料も17万円程度で、前職の半分以下で独身者が一人で生活するのが精一杯です。新卒初任給以下で4、50歳ですから卑屈になり、やる気も出ないのも頷けます。足引きずって出勤している人もいます。休むと生活できないと。
やる気の前に一般世間に通用する常識やマナーの社内教育をするべきだと思います。立ち小便、ゴミのポイ捨て、お客様の会社のゴミ箱にお昼のお弁当のごみ持ち込み捨てるなど人間性疑う人しかいません。
2年勤務しても心開ける人は一人もいませんし、何気ない会話を不快な気持ちにならずさりげなく何気なく話せる人もいません。