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    日港協会長に久保昌三氏「スーパー中枢港湾も、もっと大胆に」

    2009年6月16日

     
     
     

     日本港運協会は10日、帝国ホテル東京で通常総会を開催。任期満了に伴う役員改選で、会長に久保昌三氏(新任)が就任し、副会長には阿部正一氏(再任)、田村和男氏(同)、田岡満氏(同)、伊藤正氏(同)、岡本哲郎氏(新任)、中山正男氏(同)、藤木幸太氏(同)、中谷庄八氏(同)、三谷悦雄(同)、神崎祥二氏(同)が就いた。


    kouwan2.jpg久保会長
     事業計画は(1)港湾運送事業の安定化、効率化及びサービスの向上のための指導及び支援(2)港湾の国際競争力の強化などに関する諸施策(3)規制緩和問題に対する適切な対応(4)港湾労働の安定化に関する諸施策。
     久保会長は、「港も需給バランスをみながらあり方を考えていく必要がある」とし、さらに「戦略的な港湾が必要。スーパー中枢港湾も、もっと大胆に利便性の高い港湾していくべき」とした。日港協の運営については、「各地方から副会長に入っていただいており、地方の意見を取り入れていきたい」と話した。
         ◇
     久保昌三会長は、総会後の懇親会で新会長としての所信を表明。久保会長は、「日本の産業を支える輸出入貨物の99%は港湾を通過しており、港の重要性は今後も変わらない」として「我が国の港湾のあり方は、日本の産業構造に適した港と戦略的な港である」と話した。
     続けて「ハードとITの整備を進め、戦略的で利便性の高い高機能な港が必要。具体的には、アジアで20フィートコンテナ4つを同時荷役して高速荷役を可能にしている。これらを踏まえて日本港湾はどうあるべきかというテーマがある」として、国交省のスーパー中枢港湾の取り組みに期待を述べた。
     また国際競争力について、日本の港湾は24時間ゲートオープンしていないため「国際競争力がない」という評論家もいるが、全く港湾の実情を知らない意見として、「例えば新幹線を1日24時間運行にすれば利用客が増えると言っているのと同じ」と訴えた。
     最後に「我が国の港湾も需給バランスを保つことで、適正な作業料金を維持できる。港を生活基盤とする我々が少しでも豊かになれるよう全力を持って精励していく」とした。
    (千葉由之記者)

     
     
     
     

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