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    進む零細化「10台未満が53%」岡ト協調べ

    2009年7月7日

     
     
     

    【岡山】直近の1年間で会員事業所の保有トラックの純減が1000台を超えている岡ト協。先にまとめたデータを見ても、10台未満が53%を占めるなど零細化が顕著になっているが、事業者ごとの平均保有台数は許可制に移行後の20年間で大きく変わっておらず、事業規模の分極化が進行している状況にある。


     事業免許が許可制に変わった平成2年の岡ト協の会員数は953社店だったが、その後は年を追うごとに右肩上がりに増加。しかし、11年の1395社店をピークに減少に転じ、20年度末は1282社店となっている。
     一方、同年に1万6925台だった保有車両数は同12年の2万2990台がピークで、20年度末には2万1711台に減少。その結果、単純に車両数を会員数で割った平均保有台数は同2年に17.7台、同20年に16.9台と大きな開きがない状況になっている。
     一方、適正化実施機関がまとめたデータでは、10台以下の会員が全体の53%(5台未満は14%)を占めている。県内では許可制へ移行してから329社が新規参入した格好にもかかわらず、平均台数は横ばいで推移しており、新規組の大半が最小規模(5台)で事業参入していることで、一段と業界の分極化が進んでいる現状を映し出している。(長尾和仁記者)

     
     
     
     

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