【兵庫】二酸化炭素の排出を抑えるため輸送手段を陸から海に切り替える（モーダルシフト）事業者に補助金を出す神戸市の制度の受付が開始された。内航フィーダーと呼ばれる内国輸送の利用を民間に促すことで、神戸港に貨物を集める狙いもある。

　補助対象事業は、新たに海上輸送されるコンテナ貨物であることが条件。また、内航船を利用して神戸港に移出入されるコンテナのうち、荷主が内航船輸送事業者を使うものに限られる。
　補助事業は06年度から始まっており、今年度の対象にはコンテナを積み替えて輸出入することを条件とせず、国内輸送だけでも補助するよう間口を広げた。また補助金額も増額し、1事業につき1000万円まで（5000ＴＥＵまでのコンテナ1本につき2000円）とするなど、モーダルシフト化を促進する姿勢だ。
　今年度の受付期間は8月21日まで。11月27日までは予算枠が残っていれば随時、受け付けるとしている。申請提出は、電話078（322）5673番、みなと総局振興課まで。（西口訓生記者）