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    関西グリーン物流パートナーシップ会議 セミナーを開催

    2009年7月13日

     
     
     

    【近畿】関西グリーン物流パートナーシップ会議は3日、WTCホール(大阪市住之江区)でグリーン物流セミナーを開催。近畿運輸局交通環境部長の小関博子氏は「今回のセミナーは、環境負荷が小さいとされる海運へのモーダルシフトに理解を示してもらうことを目的に開催した」とあいさつ。


     「大阪港の現状と今後」について大阪市港湾局埠頭利用担当課長の福本肇氏が、「フェリーを活用したモーダルシフト」について名門大洋フェリー営業統括部長の山本哲也氏が、「グリーンロジスティクスの推進」についてトランザップジャパン社長の大野木繁男氏が、「環境負荷低減への取り組み」についてキリン物流関西支社長の滝沢明氏が、それぞれ講演。
     キリン物流の滝沢氏は同社の環境への取り組みとして、グリーン経営認証の取得(グループ会社14社・22事業所で取得完了)やCNG車などの導入、フォークリフトのバッテリー化に取り組んだことを報告。さらに、大型トラック20t車から25t車への車種変更や梱包材(エコバンド)の導入、共同配送にも取り組んでいる。
     海上輸送へのモーダルシフトとしては、同社滋賀工場─福岡工場間の製品輸送を、25t車による陸上輸送から、大阪南港─新門司港間のフェリー航路を活用。シャシーのみの無人輸送により環境負荷の低減、輸送の効率化、長距離ドライバーの労務軽減を実現している。これらモーダルシフトにより、年間で90.71tのCO2削減が期待できるという。
     セミナー終了後、名門大洋フェリーの協力のもと、南港フェリーターミナルでフェリーへのシャシー積み込み作業の見学会が実施された。(中野秀一記者)

     
     
     
     

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