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    不正軽油の利用増加、取り締まりも強化へ

    2009年7月28日

     
     
     

     原油価格の高騰で不正軽油と正規軽油価格の差が小さいことから、不正軽油の需要が急激に減少している。しかし、ここにきて再び不正軽油の需要が伸びているという。


     大阪府堺市の燃料販売会社は「景気低迷とともに不正軽油の使用は増えているようだ。不正軽油は灯油を混ぜていることが多く、環境に取り組む面でも問題が大きい。しかし低価格に魅了され、再び不正軽油を利用するユーザーも増えているようだ」と語っている。
     専門家によれば、「不正軽油は正規軽油と灯油を混ぜ合わせるものが多く、軽油引取税も通常の半分程度。最近のトラックはクリーンな排ガスを出すために、正規軽油以外のものではトラブルも多いとされているが、異物などの混入も少ない高性能な不正軽油も存在している。不正軽油でも問題は少ないようで、景気低迷や性能向上などから需要が増えている」と話す。
     しかし、「大阪府が財政難の問題から、軽油引取税の徴収を強化している動きもあり、使用が発覚すればさかのぼって引取税を徴収されるため、経営の継続も厳しくなる」と話し、府税事務所が活発に不正軽油の取り締まりを行っていることを指摘している。
     燃料費を削減したいという経営者は多いが、不正軽油の使用が発覚すれば追徴課税や荷主からの信頼損失など代償は大きい。(佐藤弘行記者)

     
     
     
     

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