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    ボックスチャーター 包装資材「エアベルト」の販売開始

    2009年8月17日

     
     
     

     ボックスチャーター(小佐野豪績社長、東京都渋谷区)が、そのサービスの特性をさらに生かせる「仕掛け」づくりに注力している。「ジャストインタイム」を売りにスタートした「JITボックスチャーター便」だが、セールスポイントが「時間」だけでなく「質」にもあると判断し、さまざまな施策を展開中だ。


     第1四半期について、小佐野社長は「対前年比割れ。計画の数字にも届かなかった」と話すが、「昨年9月以降の落ち込みが顕著だったが、徐々に底上げはされてきている」と分析。その上で顧客の傾向について、「サービス面を評価してくれる顧客の固定化が進んでいると同時に、新規開拓に成功している」と手応えを見せる。
     運営本部であるボックスチャーター社の中に直販の営業部隊を新設する(本紙既報)など、営業体制の拡充にも着手。その一方で、「木枠梱包に比べてコスト・時間ともに大幅に削減できる」といった顧客からの意見を受け、物流サービスの「質」の一翼を担う要素である「包装資材」にも目を向けた。
     具体的には、ロールボックスパレット(RBP)に装着し、四隅を保護するように荷物を包む「エアベルト(仮称)」の販売を7月から開始した。「エアベルト」には番号を振り、荷物情報とひも付けることで、どのFC社の管理下にあるかが分かるようになっている。当然、繰り返し利用を前提としているが、同社のサービススキームであれば「RBPを持って帰ってくるという『通常のオペレーション』で循環させることができる」(同社長)。1回の利用価格は4000円。なお9月までに、緩衝材についても、独自開発による新たな資材を投入予定だという。
    airbelt1.jpg
    「エアベルト(仮称)」。これからも改良を重ねるという。
     また、「お客さまが本当に求めているサービスを」検討した結果、「時間」についても見直しが図られた。「これまでは『午前10時』という指定が圧倒的に多く、件数が重なって守れないケースや、あらかじめ電話連絡をして遅れることを了承してもらうことが多かった」(同社長)。
     そこで、新たなサービス体系では、JITの定義を15分とし、3000円のオプション料金を設定。一方でJITほどの時間厳守を必要としないものを、2─4時間の「時間帯指定」や「指定なし」に緩める。「JITの縛りのある本数をなくすことで配達を担当するFC社の負担を減らし、その分、『オプション料金を払ってでも時間通りに納品して欲しい』というニーズに確実にお応えできるようにする」ことを狙いとしている。
     「現実レベルのサービスで、本当に求められているものを提供する」と同社長。今後もサービス内容やシステムについて、積極的な展開を図っていく構えだ。
    関連リンク→ ボックスチャーター株式会社

     
     
     
     

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