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    「安全宣言」で交通事故を未然に防ぐ 宮崎運輸の取り組み

    2012年1月10日

     
     
     

     交通事故を起こす人は、誰も自分が事故を起こすなどと考えていない。そこには必ず、「私が事故を起こすはずがない」といった過信や油断が存在する。毎日トラックに乗るドライバーは当然、そのリスクも高くなる。だからこそ、安全への意識付けは会社にとって最優先課題だともいえる。埼玉県の事業者では、ドライバーに毎日、自分の目標を書かせ、それを実行させている。その徹底した取り組みが未然に事故を防いでいる。
     宮崎運輸(宮崎啓純社長、埼玉県草加市)では毎日、「安全宣言・安全署名」という活動に取り組んでいる。同活動は、「あなたが明日、何に気を付けて安全運転をしますか」という問いに対し、ドライバー1人ひとりが自分で考えてテーマを決め、終業点呼時に読み上げるという取り組みだ。


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     同社の女性ドライバーはその日、「特に後方確認に気をつけます」と書き込み読み上げた。翌日、同ドライバーは、まだ朝早く薄暗い中を配達に向かっていた。人通りもほとんどなかったという。1件目の納品を終え、受領書をもらい運転席に乗り込んだ。
     すでに、心は次の配送先に向かっていたという。この時、彼女の頭に「安全宣言・安全署名活動」が浮かび、後方確認に気を付けるという自分で決めたテーマを実行に移した。運転席を離れたドライバーはトラックの後方確認へ向かった。
     そこで驚いたのは、80代の女性が、トラック後ろのステップに座っていたのだ。まったく人通りもなく、まさか人がいるとは考えもしなかったドライバーは女性に声をかけた。その女性はごみを出しにきて、途中にトラックが止まっており、ちょうど腰かけやすいステップがあったので、そこで休んでいたという。
     ドライバーは、女性の手を引き、自宅まで誘導した。その後、事故もなく、ドライバーは1日の仕事を無事終えたそうだが、宮崎社長によると、そのドライバーは、「あの時、後方確認を怠っていたらどうなっていたかと考えると、本当に怖くなった」と話していたという。
     同社では、この出来事を社内全体で共有することで、同活動の重要性を認識させるとともに、「日々の事故防止に役立てていきたい」(宮崎社長)としている。
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