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    名古屋物流サービス PFIで給食配送開始

    2012年6月5日

     
     
     

     名古屋物流サービス(浅井芳雄社長、名古屋市中川区)は愛西市に愛西営業所を開設。今年度から愛西市給食センターの運営業務における市内小中学校への配送業務を開始した。契約期間は2027年3月末までの15年間。給食センターの建設から配送を含めた維持管理業務はPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)方式で、同社は民間事業者グループの一員として参画した。


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     PFI方式は、公共事業費の削減などを目的に、1999年にPFI法(民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法)が施行されてスタート。同社は既に2007年から岐阜県可児市の給食センターの配送業務をPFI方式で受注しており、PFI事業参入は2例目となる。
     愛西市給食センターの整備・運営業務には、同社が参画した魚国総本社グループ(計9社)のほかに2つの企業グループが名乗りを挙げた。受注者の選定方法は提案内容と入札額を点数化し、最も高いグループに決定する。魚国グループの受注金額は3グループの中で最も高かったが、提案内容では他の2グループを上回り、合計点で1位となった。配送業務の採点については「配送の的確性・安全性」という項目で、他社を0.5ポイント以上も上回る5点満点中4.25点を得た。
     愛西営業所は給食センター内に開設。予備車1台を含む2トン車5台を配置、このうち4台は環境に配慮しハイブリッド車とした。また、全車にデジタコと動態管理システムを導入し、緊急時も素早い対応が可能だ。
     市内10校に給食を配送、配膳終了後に空き容器を回収するのが日常の業務だが、文部科学省の通達により学校給食は調理後2時間以内に食べられるように努めることがルールとなっている。学校行事などの影響により年間の約4分の1は給食時間が通常と異なるため、同社はこのルールに基づいて配送ルートを決める。
     トラック1台あたりの1日の走行距離は約70kmで、燃料価格などの変動については1年に1回、「企業向けサービス価格指数」に基づいて落札金額とは別に料金が加減される仕組み。
    ◎関連リンク→ 名古屋物流サービス株式会社

     
     
     
     

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