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物流ニュース
自宅で簡単SAS検査 運輸・交通SAS対策支援センター
2012年12月4日
運輸・交通SAS対策支援センター(東京都新宿区)は今年4月から、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のスクリーニング検査などの活動を本格スタートさせたが、わずか半年間で取り扱い件数は約1万件を突破した。高橋榮一理事長は「JAFと提携したことで一般会員からの申し込みが増えた。日頃からSASではないかと気にしている人が多いのだろう」と説明する。
潜在的なSAS患者は日本国内に約200万人いると言われるが、治療を受けているのは1割程度にとどまっている。検査についても、「どこで受ければ良いのかわからない」「行く時間がない」「一泊での検査は無理」など様々なハードルがあり、検査を受けにくい状況だった。
しかし、同センターのスクリーニング検査は自宅で簡単にでき、専門医が分析・評価・判定する。要精密検査、要治療と判断された場合でも専門医や病院を紹介してくれるので、自分のペースで治療の開始が可能だ。今後はドライバーだけでなく、長時間労働者なども対象にし、眠気による集中力欠如などを原因とする労働災害防止を推進する方針。
高橋理事長は「SASは生活習慣病とも深い関係があることがわかって来た。労災防止だけでなく健康保持の意味からも利用してほしい」と語る。SAS対策セミナーの開講などの相談も受け付けている。
◎関連リンク→ 一般財団法人運輸・交通SAS対策支援センターこの記事へのコメント
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