国交省の自動車局長に就任した堀内丈太郎氏が７月２８日、就任後初となる定例記者会見を行い、就任の抱負や喫緊の政策課題についての所見や見通しなどについて話した。

就任の抱負について、堀内自動車局長は「自動車行政は非常に幅広い分野に及んでおり、それぞれ大事な課題を抱えているので、手を抜かずに関係各所とともに、取り組んで参りたい」との考えを述べた。

政策課題については、「すべて重要だと考えているが、中でも自動車関連税制の見直しが大きな課題だと考えている」とし、「令和５年度の税制改正要望に関しては、エコ化減税などをはじめ、多くの事項が要望対象となる見通しであるため、適切に対応していきたい」とした。

このほか、事業の存続と雇用の継続が図られるように、標準的な運賃の設定や燃料サーチャージの導入などにより、貨物自動車運送事業者の適正な運賃収受へ取り組む。

自動運転の実現に向けた取り組み、自動車損害賠償保障法の改正、ＥＶバスなどの先進自動車の普及促進に向けた支援など、これら諸課題の解決に向けて取り組んでいくことを確認した。

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