-
物流ニュース
JL連合会 「トラジョブ」説明会を開催
2022年8月30日
日本ローカルネットワークシステム協同組合連合会(迫慎二会長、JL連合会)はこのほど、「働き方改革」および「ドライバー不足」への対応の観点から、2018年度に開設されたドライバー求人サイト「トラジョブ」の説明会を開催した。
説明会は、新規利用者向けの第1部と既存利用者向けの第2部の2部構成。トラジョブは、HRソリューションズ(武井繁代表取締役、東京都中央区)の採用管理システム「リクオプ」を活用し、ドライバー採用・人材確保を目的とした、JL連合会加盟組合の組合員専用の運送・配送求人情報サイト。セミナーでは同社の泊り博尚氏と福島勝寛氏が講演を行った。
「トラジョブ」の特徴は、全国の勤務先、職種、雇用形態、就業時間帯からも求人情報の検索・応募が可能な点。求職者は希望条件から求人を選ぶことができる。一般的な求人広告とは違い、人材の共同募集サイトであるため、「ドライバー」の求人を探している人をJL連合会のネットワークで集める仕組みとなっている。昨年度は利用企業数176社、年間訪問者数3万8000人、年間応募数は1558件となった。
第1部では、トラジョブを活用しドライバーを採用している3事業者の事例が、映像で紹介された。トラジョブから応募する人の時間帯を調べると、約半分が夜間や早朝といった時間であり、休憩中に求人検索をするドライバーが多いことが伺える。一般的な広告は利用料10万円を超える場合が多い中、トラジョブの年間利用料は2万円でコンスタントに応募が一定数入ってくるため、費用対効果が高いのが強みだ。また1社で複数掲載できるので、「中型ドライバー」「大型ドライバー」などと分けて掲載する企業も多い。
第2部では、「採用効果を高めるためのトラジョブ活用術」がテーマ。主催者を代表し、川北辰実協働経済事業推進事業部部長は「今後も、有益な活用方法を皆さんに知っていただきたいので、皆さんの中から、ぜひご意見等いただきたい。そういった声を生かしながら、人が集まる施策を確立できたら」とあいさつ。
泊り氏は、情報量・ページ数が検索上位の鍵となるため、参画者数(公開原稿数)が増えることで応募数も増えることを強調し、成果を出すための工夫として、求人原稿に詳細を記載することで大幅に応募数が多くなる事例を紹介した。また取りこぼしを防ぐために、求職者へのレスポンスを早く行うこと、夜間に応募があった場合はメッセージ機能を使い、その後の連絡につなげることの重要性を挙げた。
今後はトラジョブの魅力を深堀りして利用者数を増やし、土台をさらに固め、サイドパワーを高めていくとしている。インターネットならではの反応の速さや、費用対効果の高さが評価されているトラジョブ。今後、さらにドライバーの確保が企業の存続を左右する要素となっていく中で、業界に特化した求人サイトの活用をしてみてはいかがだろうか。
◎関連リンク→ 日本ローカルネットワークシステム協同組合連合会
関連記事
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ