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    軽油価格、今後の動向は「小幅な変動続く見通し」

    2013年6月12日

     
     
     

     円安が急速に進んでいる。5月13日には1ドル=102円前半となった。軽油価格は132円60銭(同9日現在)で、値下がりが続いているものの、このまま円安が続けば急騰することも考えられる。また、従来なら軽油価格が高騰すれば「不正軽油」の使用も増加すると言われていたが、現在ではどうなっているのだろうか。


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     4年7か月ぶりに1ドル=102円を突破したが、当時の軽油価格は150円(08年10月6日)だっただけに今後、軽油価格の急騰も否定できない。
     4月18日から同24日の軽油価格は98ドル/バーレル、同25日から5月1日までは100.8ドル/バーレルで、2.8ドルの差。製品価格では1Lあたり1.7円上昇する計算である。為替は99.96円から99.45円に推移し、0.5円の円高。製品価格は1Lあたり0.3円マイナス。ドルベースで1.7円上がり、円高で0.3円となるので、実質1.4円の値上がりとなる。
     日本エネルギー経済研究所の前川忠研究理事は「0.5円の円高にもかかわらず価格が下がらないのは、スタンド価格が8週連続下げ基調で、しかも国内マーケットが弱いため。それに引きずられる形で9週連続の下落となった。直接の影響が円高にあるわけではない」と指摘する。
     翌週には原油価格0.1円の押し下げ、為替はほぼ横ばいで1Lあたり0.1円下がり、0.2ドルの価格低下があったものの、7、8日の軽油価格が上がったため、総合的に判断して1円以下の小幅な値上げになった。
     バーレル単価が上がって、さらに円安が進んだ場合、軽油価格は上がり続けるのか。「当然、両方とも上がれば上がり続ける。しかし現在、わずかながら円安基調であるため、据え置きか、もしくは1円以下の小幅な動きをする。そうした場合、1Lあたり2、3円の値上げはないだろう」と同氏。
     軽油価格が変動するきっかけとして、「原油コスト」と「軽油の需給」の2点を挙げる。国内では東日本大震災からの復興需要で、ガソリンに比べ軽油の需要が伸びている。ただし一過性のものに過ぎず、構造的には軽油も需要減退の中にある。
     今後について、「軽油価格が上がり続けるということはない」と話す。「原油価格の値上がり、値下がり」「為替の円安、円高」「軽油の需給」の全てが極端に好転したり、悪くなったりすることはないので、1円以下の小幅な変動が続くとの見通しを示す。
     また、従来なら軽油価格が高騰すれば「不正軽油」の使用も増加したが、現在ではどうか。東京都主税局では「数年前の規制強化以来、関東地方ではほとんど不正軽油は流通していない」という。「単純に軽油と混ぜて…という話は聞くものの、ごくわずか。不正軽油工場などの話も聞かなくなった」と指摘する。
     大阪府税務局では「抜き取り調査の嫌疑に引っかかったことで、不正軽油と決めつけることはできないが」と前置きした上で、「近畿2府4県で調査を6月に実施している。平成24年が抜き取り数544件に対して嫌疑が26件(4.8%)、同23年が453件に対し26件(5.7%)、同22年が469件に対して24件(5.1%)、同21年が369件に対し26件(7.0%)」という。「これをもって大きく減少しているとは言えないが、徐々に減っていると見ることもできる」と説明する。
     10月に実施しているという全国一斉抜き取り調査では、平成21年から「嫌疑」の割合が1.2〜1.5%で推移している。

     
     
     
     
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