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    10年間で微増も60歳以上ばかり 大型乗る若手がいない

    2014年1月8日

     
     
     

     愛知県の平成24年度大型免許取得者数は、10年前に比べると微増しているが、実態は60歳以上のドライバーが全体をけん引している。
     警察庁が発表した統計によると、平成24年度の大型免許取得者は533万人に対し、同14年度は431万人と、約100万人の増加。そのうち、県では同24年度が28万人で、同14年度の22万から約6万人増加している。


     新規の大型免許交付件数は、同24年度で8323件、同14年度で1万2476件と10年間で約4000件減少。県では同24年度492件、同14年度643件と、151件減少している。
     交通安全の講師などを勤める関係者によれば、新規の大型免許取得者が減った要因のひとつに「平成19年の道交法改正で、中型免許の取得者数が増えているのが影響しているのでは」と分析する。
     一方で、名鉄自動車学校の関係者は、大型免許も中型免許の免許取得数の偏りはなく大型免許に限っては、年間約200人前後が受験し90%が取得に至っている。大型免許の新規取得人数が減少したのは中型免許の取得者が増えているからというのは一概にはいえなさそうだ。
     行政や教習所と連携した対策を取るなど業界が一丸となった取り組みがなければ、将来の輸送力確保に弾みがつかないだろう。

     
     
     
     

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