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    ムーバーズ 荷物にICタグ導入、引越時の紛失防止

    2014年1月6日

     
     
     

     引越事業のムーバーズ(今井聡会長、横浜市)は、ICタグを使った引っ越し荷物の確認サービス提供を開始した。
     引っ越しのクレームで最も多いのは「荷物の破損」に関するもので、次いで「荷物の紛失」。現場で荷物が紛失すると、業者側の勘違いや責任を認めないことも多く、盗難事件として裁判になりやすいという。


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     裁判で問題になるのは、引越業者によって紛失されたことを顧客自身が証明しなければならないこと。すでに荷物がなくなった後で証明するのは非常に難しく、顧客側の泣き寝入りになるケースもあるという。顧客は、荷物をなくされた上に被害を証明する苦労を強いられることになり、精神的ダメージはさらに大きくなる。
     こうした事態を回避するため、「ICタグ荷物紛失チェックサービス」では、顧客には引っ越し準備の段階で同社からICタグのシールが渡され、ダンボール箱など荷物一つに対しシール1枚を張っていく。引っ越し当日は、現場スタッフが持参したリーダーを使ってICタグを読み取り、荷物の数を確認する。また、読み取ったリストはその場でプリントアウトして手渡すので、顧客も荷物の数を確認できる。そして、引っ越し先で再度、ICタグを読み取り、全ての荷物があることを確認する。
     ICタグの情報は無線で瞬時に読み取ることができるので、確認にはほとんど時間がかからず顧客にも負担は少ない。万一、荷物が紛失していた場合は、リストで確認すれば「紛失したことの証明」という手間は不要になる。
     サービスは、まずオフィス引っ越しを対象に実施。近い将来にはファミリーや単身者の引っ越しでも利用できるように進めていく。
     同社では「個人の引っ越しでも高価な物や大事な物を運ぶ際には、ICタグで荷物を管理することで、安心して運搬をまかせることができる」としている。
    ◎関連リンク→ 株式会社ムーバーズ

     
     
     
     

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