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    PーHOUSE 外注は信頼関係が第一

    2014年2月14日

     
     
     

     海外で製造された衣料品のプレスや検針などを行うPーHOUSE(瀬戸口貴司代表、埼玉県川口市)。同社では、加工した衣料を店頭に並べられる状態に仕上げ、出荷までを手掛けている。商品の配送には自社便のほか、運送事業者も活用しているが、これまで「基本的に自社便だった」(瀬戸口代表)という同社の物流も、今では6割ほどを外注するようになった。荷主として、配送を外注するメリットやデメリット、自社便との使い分けについて話を聞いた。
     同社で物流業務の窓口となっている立石成利専務によると、「自社便で使うのは2㌧車で、主に都内の店舗配送を行っている。物量が多い時や地方のセンターへの配送は、ほとんどが外注」と、荷物によって使い分けをしている。「自社便なら物流費は抑えられるが、物量の波に対応するのは難しい」と、効率的な配送が目的だ。


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     「生ものではないが、お客様から発注があればすぐに対応しなければならないのがアパレル業界。事業者が素早く機敏に対応してくれるかどうかが大切になってくる」と言う。また、「急な発注で車が足りないような時も、プロに相談すれば何とかしてくれるという安心感は大きい」と、事業者に仕事を依頼するメリットについて語る。「コスト面は大切だが、信頼関係が第一。運賃の安さよりも、長く良い関係を築けるところと付き合いたい」としている。
     同代表は、十代の頃、トラックドライバーとして働いていた経験を持っており、「当時と比べれば、ドライバーの品質も良くなったと思う」と笑うが、「それでも、マナーやモラルは大切」と指摘する。
     物量の増加により、時にはセンターの外にまでトラックの列ができることもあるという同社のセンター。「待ってもらっているのはありがたい」としながらも、「ご近所とトラブルを起こすドライバーも中にはいる。周囲の店舗や住民に対しても、うち(荷主先)と同じように配慮をしてもらえたら」と話す。「物流業界では馴染み深い認証ステッカーでも、こちら側では知らない者も多く、それは納品先も同じ。だからこそ、ドライバーの質が何よりも大切になってくるのではないか」と続ける。
     「自社のドライバーも協力会社のドライバーも同じ」と、「ポイ捨てなどマナーの悪いドライバーを見つければ、どこの業者でも注意する。せっかくのISOやGマークも、ドライバーの質が伴っていなければ本末転倒」と指摘。協力会社には、「自分の会社の商品と思って運んでほしいと思う」と話している。 

     
     
     
     

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