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    業界のイメージ改革を

    2015年4月2日

     
     
     

     「ドライバーを集めようとするなら、物流業界のイメージの改革が必要」という物流会社の役員。中小・零細が多いトラック運送事業者だが、同役員の会社は国内でも指折りの運送会社。それでも「運送業界を見る目が少しおかしい」と感じているという。
     「物流がなくては国内の荷物、商品は動かない。なくてはならない大切なもの。それに気づいている人が少なすぎる」とし、「巷では『輸送費無料』といった文句が幅を利かせており、当社にも『輸送費にカネがかかるのですが』といった驚きのクレームも来る。中には数百円の輸送費を『まけてくれ』という人も。モノを動かすには費用がかかるということを、もっと世間に浸透させなくてはいけない」という。
     また、「物流や運送を低く見る感覚がドライバー不足の一端を担っていることは否定できない」という同役員。大手でもドライバー不足を感じている現状だけに、中小・零細の運送事業者の負担は大きくなっている。


     「求人を出しても来ない」「やっとドライバーを確保したと思ったら、すぐに待遇のいい会社に引き抜かれた」「新人を教育して、これからだと思ったとたん…」という声をよく聞く。
     中には「このままでは外国人ドライバーに頼らなくてはいけなくなる」という運送事業者も。しかし、「工場内の単純作業ならいざ知らず、運転や取引先とのコミュニケーションも重要なだけに…」とも話す。
     「トラックも荷物も用意できるが、ドライバーだけはできない」という中小事業者は少なくない。「ウチのドライバーは自分が子どものときからウチにいる」という運送事業者も、「10年、20年後を考えるとぞっとする」と漏らしていた。

     
     
     
     

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