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物流ニュース
信用できる運送会社 初取引の判断材料は?
2015年6月9日
「荷物を運んだけれど支払いがない」「傭車を頼んだが、荷主からクレームが来た」という経験を持つ運送会社は多い。初めて取引を開始する運送会社の場合、何を信用するかは経営者の判断となる。今回、初めて取引を開始する場合の判断について運送事業者に話を聞いた。
「新しく取引する場合、KITでなければ断っている」と話すのは、大阪市の運送事業者。「全国各地のいろいろな運送会社から電話がかかってくるが、KITを経由しない仕事は受けない。そのかわり、知らない会社でもKIT経由だと安心して仕事ができる。もちろん、中には手数料を多く言ってくる場合もあるし、いろいろな運賃もあるが、安心感が違う。荷物を運んで支払いがないという経験をいくつもしたから…」という。
「コロコロ名前を変えている運送会社で『仕事をしたけど支払ってくれない』という話は今でも耳にする」という同事業者。「個々の運送会社ではわからないところも多いのでKITがいい」と話す。
大阪府の別の運送事業者は「傭車を使って何かアクシデントが発生した場合、荷主に迷惑をかけることを考えたら、自社便が一番」と話す。「クルマが必要なら傭車ではなく増車する。どうしても必要なときは古くからの知り合いにしか声をかけない。これも滅多にないことだが」という。
「取引先は100社以上あるけど、私自身知らない会社も多い」と話すのは、大阪市内の別の運送事業者。「部下から取引先についての資料が上げられると、きちんと目を通す。不具合がなければ取引スタートにオーケーを出す。その部分は部下を信用しないと仕事にならない」という。
「もちろん、アクシデントがあれば、その都度対応する。それについても部下に任せる。社長の仕事は方針を決めて判断すること」とし、「今のところはうまくいっている。取引先ではなく、部下を信用する」とも話す。この記事へのコメント
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