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    なでしこTOKYO 女性が届ける付加価値提案

    2015年8月27日

     
     
     

     女性ドライバーを中心とした軽貨物事業を展開する、なでしこTOKYO(東京都千代田区)。昨年10月に同社を設立した宮内由紀子社長(写真左)はそれまで、事務代行の会社を経営。そこで、「40代の女性はパソコンのオフィス用ソフトを使いこなせないことも多く、その人たちができる仕事はないか」と考え、「個人宅への配送など、女性が手掛けた方が良い仕事がいろいろとあるはず」と物流業界に着目したという。
     現在のドライバーの男女比率は半々で、男性は宅配、女性には弁当や食品関係の配送を委託。「女性ドライバーに任せている仕事は、全て会社を立ち上げてから、『女性が届ける』という付加価値を荷主に提案し、新規開拓してきたもの」。
     女性ドライバーも男性同様に車両持ち込みだが、「午前9時〜午後5時で終わらない仕事も多く、小さなお子さんがいる女性には難しいかもしれないが、子育てが落ち着き、これからお金が必要になってくる世代にとっては良い仕事」と同社長。「女性にとって、手取りで20万円残る仕事はそんなにない。頑張ったら稼げるというのも大きな魅力」と訴える。配送エリアは1都3県にまたがるが、「女性でも、車に乗るのが好きな方なら苦ではないよう」。


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     宮内社長が並々ならぬ思い入れを抱くのが、「なでしこTOKYO」という社名。「女性をイメージできる社名にしようと考え、頑張る女性のイメージが根付いている『なでしこ』は必ず使おうと決めていた」。同社では、特許庁に運送関係や家事代行の分野で「なでしこ」の商標を出願、登録を受けている。
     ハートマークが数珠つなぎで円となり、花のように見えるデザインの会社ロゴにも思いが込められている。「人と人がつながっていく会社にしていきたいという思いを伝え、デザインしてもらった」と同社長。「配送は最後に人と接する大切な仕事。この先、ますます価値が上がっていくはず」と語る。
     今後も、運賃競争に巻き込まれないよう独自路線を貫いていく方針だ。「一般貨物の同業者が、軽の部分を外部に任せたいという場合、『女性が届ける』というのは元請け会社にとっても付加価値になるはず」とし、運送事業者との協力体制構築へと踏み出す構えだ。
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     1期目を振り返り、「業界に慣れておらず、HP制作などの準備でも時間を取られた」と同社長。最近は営業に出る時間も増え、「ニーズは確実にある」と手応えを実感している。「荷主に付加価値をしっかりと提案していきたい。女性が配達していることが社会で自然になっていけば。物流の『3K』のイメージではなく、『人と接する良い仕事』と思ってもらえるようにしたい」と付け加える。「そのためには教育体制をきちんと構築し、ゆくゆくは、良い人材には支店長になってもらうなど、キャリアアップしていけるような体制を整えたい」と展望する。
    ◎関連リンク→ なでしこTOKYO株式会社

     
     
     
     
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