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物流ニュース
イオン北海道 海外おみやげ宅配便開始、HOPサービス活用
2016年4月30日
イオン北海道(星野三郎社長、札幌市白石区)は4月27日、イオン旭川駅前店・小樽店・千歳店の3店舗で外国人観光客に向けた生鮮食品の「海外おみやげ宅配便」を開始すると発表した。
香港、台湾、シンガポールを対象とし、期間は5月1日から8月25日までを第1期とする。北海道国際輸送プラットホーム(HOP)の輸送サービスを活用し、週1便の冷蔵・冷凍航空便で対象エリアに発送する。対象商品は、北海道富良野産メロン(2玉・4玉)、北海道十勝産長いも(5kg・10kg)、青森産りんご(5kg・10kg)の3品。
9月以降の第2期は、カニ、 ホタテなど水産品ギフトパックも展開する予定で、店舗も札幌桑園店・ 札幌藻岩店・新さっぽろ店・旭川西店・ 湯川店・釧路昭和店などに拡大する予定。
同社では、全国各地の季節ごとのギフトをはじめ、北海道の旬の味覚ギフトなどを数多く取りそろえているが、海外消費者にもこれらを提供する。「北海道のさらなる発展と産業の振興を目指して、今後も道産品の消費拡大と新しいサービスに取り組んでいく」としている。
HOPサービスは、北海道開発局が事務局を務めるHOP推進協議会(千葉博正会長、札幌大学教授)が取り組みを進めているもので、北海道産品の輸出拡大・物流活性化を図るため、「冷凍・冷蔵貨物の小口混載輸送サービス、商取引、 マーケティング」などの課題を解決し、北海道産品を直接かつ安定的に輸送できる仕組み。平成25年7月から「海外おみやげ宅配便」サービスを開始しており、台湾、香港、シンガポールの3か国を対象に宅配サービスを展開。大規模小売店舗としては初めてイオン北海道が加盟することとなり、今回のイオン3店舗でのサービス開始で、「海外おみやげ宅配便」加盟店は全道で114店となった。
北海道開発局では、「外国人観光客が簡単な手続きで、おみやげ品を海外に宅配できるサービスを広げることで、北海道産品の輸出拡大を図る」としている。
HOP推進協議会が展開する「海外おみやげ宅配便」の輸送実績は、同25年度は42個、同26年度は101個、同27年度は123個と堅調に伸びており、今年度は600個にまで大きく伸ばす計画。
◎関連リンク→ イオン北海道株式会社この記事へのコメント
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